成長のストーリー
気持ちの整理とコントロールができない
- 小学3年生
- 自閉症スペクトラム・アスペルガー症候群
友だちに自分の思いが伝わらないとイライラして、うまく言葉で表現できませんでした。また、友だちと一緒にゲームをして負けるとひどく落ち込んだり、興奮すると言葉が強くなってしまいました。また、学校や家庭にて鉛筆や洋服を噛むなど口の感覚で確かめることが多くありました。
苦手意識の改善につながったトレーニング
- コミュニケーション
SSTかるた取り - ケーススタディ
おしごとロールプレイ - ケーススタディ
「こんな時どうする?」トレーニング - アクティビティ
少人数ゲーム・クイズ
成長した姿
- 同年代のお友だちとのゲームやクイズで負けた時に、気持ちを少しずつコントロールできるようになってきました。元来、負けず嫌いな性格のため悔しさはなくなりませんが、「ただのゲームでしょ!」と自分に言い聞かせながら切り替えが早くできるようになってきました。
- おしごとロールプレイや音読のトレーニングでは役になりきることで、その人の気持ちになって演じられるようになり表現力が広がってきました。
- 学校の友だちとのやり取りが上手にできるようになり、特別支援学級から通常学級に移籍することになりました。
現在の目標
知っている話題だと一方的に話してしまうので、周囲の状況を見てお話しをできるようになることを目指しています。