成長のストーリー
気持ちの切り替えが苦手
- 小学3年生
- 自閉症スペクトラム・アスペルガー症候群
ご家庭では、好きな遊びに熱中している際にお風呂や食事の時間になると、癇癪を起こすことがあり、気持ちの切り替えが難しい場面が見られました。また、授業中にも集中力が続かず、興味や関心が特定のものに偏ることで、席を離れることが多々ありました。
苦手意識の改善につながったトレーニング
- 全般
小さなことでもできた際や、声掛けによって気持ちの切り替えができた際には、その都度しっかりと褒めるよう心がけました。 - コミュニケーション
スタッフが提案した内容に抵抗なく取り組んでもらえるよう、ご本人のやりたいことも活動に取り入れる工夫をしました。 - コミュニケーション
分からない時には、どのように助けを求めれば良いかを手本を示しながら練習し、習慣づけるよう努めました。
成長した姿
- スタッフが何度も声をかけなくても、トレーニング開始時間になると自ら入室し、トレーニングに意識を向けられるようになりました。
- 集団クラスに参加し、他者と協力して取り組む経験を重ねる中で、少しずつ周囲の状況を意識できるようになってきました。
- 分からないことや困ったことがある際に、「手伝ってください」などと適切に伝えられるようになりました。
現在の目標
引き続き小集団での活動を通して、他者の気持ちを考えながら適切な言動を選択できるようになることを目指しています。