成長のストーリー
初めて行うトレーニングや勝敗があるアクティビティへの参加が難しい
- 小学5年生
- 自閉症スペクトラム・アスペルガー症候群
初めて行うトレーニングでは、表情がこわばり、発言も少なくなります。また、参加を頑なに拒む姿勢が多く見られました。アクティビティに関しては、「どうせやっても勝てないから」と、他のメンバーの輪から距離を取って見学することがしばらく続きました。
苦手意識の改善につながったトレーニング
- コミュニケーション
新しい課題では、事前の見本提示や練習を実施し、徐々に出来る範囲を広げていきました。 - アクティビティ
他のメンバーと関わる機会を多く設け、失敗が気にならないように楽しく和やかな雰囲気を作りました。 - 学習支援
得意な単元に取り組む割合を増やし、どういった所が良かったか明確に評価しました。
成長した姿
- 初めて実施する課題にも臆することなく、スタッフに質問しながら懸命に取り組むことができるようになりました。
- 他のメンバーの名前を呼ぶ機会も増加し、トレーニング中、笑顔でいる時間が増えました。
- 「嫌いなこともやってみる」と、苦手な単元にも意欲的な発言が聞かれ、果敢にチャレンジできるようになりました。
現在の目標
スタッフを介することなく、同年代のメンバーと良好な関係性の構築ができるようになることを目指しています。