成長のストーリー
他者と関わるトレーニングや結果が明確な活動への参加が難しい
- 中学3年生
- 自閉症スペクトラム・アスペルガー症候群
参加を頑なに拒み、理由や気持ちのアウトプットも一切ありませんでした。小学校五年生から不登校で、ジョブサへの来所も難しい時期があり、同年代の他者との関りは皆無で表情も非常に暗く、何を考えているのかを察知するのが難しい印象でした。
苦手意識の改善につながったトレーニング
- 全般
まずはスタッフとゲームやファッション等の共通の話題で雑談をする時間を設け、人と関わる楽しさを経験してもらいました。 - コミュニケーション
本人が取り組める範囲内でトレーニングに参加してもらい、楽しかった場面、そうでなかった場面をトレーニング終了後にすり合わせる時間を設けました。 - プログレス
得意な単元の取り組みにて、本人の負担にならない程度に発言をする機会を作り、発言できた際はしっかりと評価しました。 - 学習支援
自分自身が得意とする単元を共に見つけ出し、とことん突き詰めることで自信を身につける準備をしっかりと整えました。
成長した姿
- 使用できる語彙や、表情のバリエーションが増え、慣れたスタッフや他のメンバーに対して自発的ににコミュニケーションを取ることができるようになりました。
- スタッフや他のメンバーの名前をしっかりと呼んで、関わることができるようになりました。また、年下のメンバーには優しく、配慮ある接し方ができるようになりました。
- ジョブサへの週二回の来所は欠席、遅刻無くできるようになりました。無事、高校も志望校に合格し、四月からの新生活に向け、今現在も一生懸命日々のトレーニングに励んでいます。
現在の目標
引き続き、さまざまな成功体験を重ねながら、物事を前向きに捉え、大きな自信を育んでいくことを目指しています。